「有紗」という名

文化を継ぐもの

 「有紗」

Founderであるわたしの名前です。

”ありさ”という名は両親がつけてくれました。

世界で活躍する人間になってほしいという思いをこめて、

外国の方でも発音しやすい名前にしたそうです。

名前にひっぱられたのか、

いろいろな国で働く機会を得ました。

世界はおもしろく、美しいものであふれていることを知りました。

そして「有紗」という漢字。

これは祖父が考えてくれたものです。

うつくしい織物(紗)、価値あるものをたくさん手に持て(有)ますように、と願いをこめて。

そう、「紗」は絹織物を意味する漢字なのです。

職人を世界へつれていこう、これをわたしの人生のMissionとしよう。

そう決めた時に、

あぁ、1周回って、わたしは自分の名前に帰ってきたんだな。

そう思いました。

エンジニア、コンサルタントとして世界でキャリアを積む中で、

まさか自分が伝統工芸の世界に飛び込むとは思ってもいませんでした。

けれど、ブランドを立ち上げるときに

「有紗」以外の名前はありえないと確信がありました。

わたしが日本人として、有紗として、

この世に生を受けた時に、決まっていた運命なのかもしれない。

そう思うのは、この偶然の物語に酔いすぎでしょうか。

けれど、両親と祖父がわたしに与えてくれた

一つの道しるべを、確かに意味のあるものにしたい。

そう願ってやまないのです。